EVENT
2022.02.11(FRI) - 20(SUN)
1921年に宮沢賢治が紡ぎだした「注文の多い料理店」
誰もが一度は耳にしたことがあるこの物語が、100年の時を経て、現代に生きるわたしたちにメッセージを届けます。
宮沢賢治の画本を、数多く世に送り出してきたイラストレーター小林敏也の原画と多方面で活躍するクリエーター5人のコラボレーションにより「注文の多い料理店」の世界観をMANSIKKAをステージに再構築します。
中学生以下は無料
入場チケットは、一回ご購入いただくと、何回でも入場可能です。何度も見て頂き、その世界観を吟味して頂くことをお勧めいたします。
期間中、2日間限りの特別なレストラン(料理店)が出現いたします。情報は食パンと乾電池、またはMANSIKKA antiquesのInstagramにて、随時配信いたします。
『あちらこちらの画廊や美術館、スペースで原画展をやってきましたが、今回はマンシッカさんの面白い空間でどんなことになるやら、ドキドキワクワクしています。画本の原画を一応順番に並べますが、何しろ注文の多い原画展ですから、いろいろ注文が付きます。そこは一々こらえてご覧くなさい。また、とびどぐもたないで、マスクしておいでくなさい。』
山ねこ拝
プロフィール
1947年静岡県生まれ。 1970年東京芸術大学美術学部工芸科卒。造本も含めた包括的な画本作りを目指し、青梅の「山猫あとりゑ」にて制作をする。宮沢賢治の作品に惹かれ、1979年にパロル舎より『どんぐりと山猫』を出版。それ以降、『画本・宮澤賢治』シリーズとして、宮沢賢治が紡いだ「ことば」という絵を、「絵」ということばにおきかえる制作を続けライフワークとなる。宮沢賢治との出会いは、国語の教科書に載っていた「雨ニモマケズ」だったか、兄が所有していた「銀河鉄道の夜」或いは「風の又三郎」だったか。この「注文の多い料理店」だって、気付けば自分の記憶の中に棲みついている存在でした。恐らく、多くの人にとってもそんな作品なのではないでしょうか。
時に人とのご縁は、驚くほどに大きな力を発揮するものです。まさかこの店で宮沢賢治を主題にした企画展が開かれるとは。
小林敏也さんの作品とMANSIKKAの空間が合わさった時に、どんな世界が広がるだろう。想像してみれば、それはそれはワクワクするような楽しいイメージしか湧きませんでした。
これだけ多くの人と絡む企画自体が、ここでは初めてのこと。素晴らしい作家さん達と共に、優しく・温かく・ちょっぴり怖い・・・そんな心揺さぶられるような空間を創り上げられたらと思います。
プロフィール
国内外から蒐集した古いものや、作家作品を主として取り扱うセレクトショップ。2014年よりウェアハウスのセルフリノベーションを繰り返しながら、東京都青梅市の自然豊かなロケーションの中で静かに佇む。近年ではアートギャラリーや撮影スタジオとしての店内利用や、空間演出に携わる機会も増え、枠に囚われない独自のスタイルを日々追求している。