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Humans of Ome

青梅の素敵なひとたち

久保田 哲

ちゃんちき堂

久保田 哲

神出鬼没のリヤカー引きちゃんちき堂 のてつさん
てつさんについては、もしかしたらここでわたしたちが書くまでもなく、青梅ではちょっとした有名人だとおもうのですが、あえてここは食パンと乾電池目線でのてつさんを書いてみようとおもいます。

わたしたちが食パンと乾電池として活動をはじめるきっかけになった、あの店の弁当屋から、Cinema MADE IN OMEまで、てつさんは陰に日向にサポートしてくれたわたしたちの社外相談役的な存在です。
できることは頑張るけど、できないことはやんないよぉーっていう、てつさんの肩のチカラを抜いたスタンスが、絶妙に食パンと乾電池の活動理念とマッチしていて、なんだかんだでいつもお世話になっています。

毎度、台風娘が暴風雨のごとく自論をてつさんに叩きつけるのを、
「圧がすごい…」
とか、
「あいさんがしゃべりたおすから、熱中症になっちゃった…」
とか、迷惑そうな顔をしながらも、耳を傾けてくれ、 パセアールの前をリヤカーで通りすぎるときに、マスターにとっつかまって、結局そのまま河辺までマスターに相談がてらつきまとわれたり。

こうやって書くと、なんだか食パンと乾電池がてつさんに迷惑行為しかしてないようですがw まぁとにかく、青梅の頼れるリヤカー引きなのです。

てつさんが“生業”としているちゃんちき堂について。
てつさんと奥さんのかおりさんが焼き上げるシフォンはやさしいあまさに、なんといってもふわっふわの食感がくせになる美味しさ。 ふわっふわでかるーい食感なもんだから、勝手にカロリーはほとんどないものだと認識して、ついついふたつ一気に食べちゃったりします。
季節ごとのスペシャルシフォンもあって、次にはどんなフレーバーが焼き上がるのか季節ごとの楽しみになのです。
が!しかし!いつでもどこでも買えるってわけじゃないのがこのシフォン。
ひみつの場所にあるひみつ工場に自力で辿りつくか、気ままにリヤカーで青梅を流すてつさんに運良く出くわすかしかないわけです。 2021の年初めにザ・ノンフィクションで放映されてからは、まさに「幻のシフォンケーキ売り」となり、ますますてつさんに遭遇するのが難しい状態に。

ちなみにてつさんが引くリヤカーにもちゃんとチキチキ5というかわいい名前がついています。
カランコローーんと鈴を鳴らしながらチキチキ5引くてつさん。
遠くに鈴の音が聞こえて、
「あ!てつさんだ!シフォン食べたい!」
とおもって探してみると、熊よけの鈴をバックパックにつけるハイカーの方だったり、小学生がランドセルにつけてる鈴だったり、夏は風鈴の音を聞き間違えたり。
てつさんの鈴の音を聞き分けるのも、気まぐれに青梅を回遊をしている彼を発見するのに、意外と重要なポイントなんです。
寒いときは真っキイロのつなぎ。
夏になると麦わら帽子に地下足袋でリヤカーをひく、ちょっと風変わりなシフォンケーキ屋さん。
青梅のどこかで会えたりしたらとってもラッキーなので、話しかけてみてね。

てつさんについてもっともっと知りたいって方はてつさんご本人が自伝のごとく、書かれているこちらをご覧ください↓
てつさんの壮大な物語です
https://note.com/tetsu_rearcar

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